決勝戦を観戦してきました!

2018年2月7日水曜日

ラグビー 高校

寒空の中の決勝戦

昨日までは少し暖かかったのに
決勝戦当日はまた寒波がやってきました。

準決勝同様、少しだけ雪もチラつきましたが
試合開始までにはやんでいました。
(良ければ先にお読みください(^^)→準決勝を観戦してきました!

(画像めっちゃ寒そうでしょ?めっちゃ寒かったですもんw)

かなり風も強いので
これは試合に大きな影響が出ること間違いありません。


東海大仰星 vs 浪速高校


前半は浪速高校が風上に立ちます。
仰星は準決勝でもその実力をいかんなく発揮していた通り
陣地に関係なくアタックしてトライを取れるので
風下であることがそこまで不利に感じていないかもしれません。

試合が始まると、どんどん風が強くなっていきます。
さすがの仰星も何回か自陣でミスがありました。

浪速高校もここぞとばかりにアタックしますが
風の影響もあり外まで展開はできず。
見た感じでは浪速高校もバックスで展開したい様子でした。


観戦している身としては
足先がどんどん冷えて感覚がマヒしてくる始末。

ブランケットを持って行ったのですが
あまり効果がなかったです。
(足用の貼るカイロ買えばよかった、、、)


後半、仰星が風上に立つと
キックをおりまぜて陣地を獲得しながら
容赦のないアタックが火を噴きました。

アタックの機会があまりない浪速高校
ボールを持てば積極的に攻めますがノートライで試合終了。

昨年度のチャンピオンとこの時期に試合ができたのは
後につながる良い経験になるはずです。

仰星はチームとしての完成度はもちろんまだまだなので
これからどんどん成熟して伸びていくでしょうね。



大阪桐蔭 vs 摂津高校

決勝戦まで残っている唯一の公立高校である摂津高校
大阪桐蔭を相手にどんな戦いをするのか楽しみな一戦です。

いつのまにか徐々に晴れ間が広がり
暖かな日差しが感じられるようになりましたが
依然としてテントが飛ばされそうになるほどの強風です。



摂津高校が風上の優位を生かして陣地をとる前半戦。
スタンドオフの選手のキックも飛距離十分でした。

去年に引き続き、身体が大きい大阪桐蔭
特にフォワードは背がそこまで高くない選手も
横幅があり、しっかり鍛えられている印象を受けました。

花園で活躍していた高本幹也選手が前半5分くらいで負傷し
交代するというアクシデントに見舞われましたが
19-0で前半終了。

準決勝に続いて摂津高校のディフェンスが非常に良いですね。
しっかりとタックルできており、接点でも負けていません。

アタックでは何度かラインブレイクする場面はありましたが
大阪桐蔭も簡単にはトライを許しません。


後半、やはり風上に立ったという精神的な余裕もあって
大阪桐蔭のアタックの切れ味が増していきます。

大阪桐蔭がトライを重ねる中、摂津高校も魅せます。
大阪桐蔭陣内10m付近からハーフからのパントをチャージしたボールを
摂津高校がアタックし、大外まで回してゴール前までゲイン。
最後はフォワードで押し込んでトライを取りました。

また、後半25分くらいの場面では
キックオフから大阪桐蔭が自陣でアタックを仕掛けてきたところを
インターセプトしトライ。

摂津高校が最後に意地を見せてノーサイドとなりました。


本当に風が強かったので
風下のチームはキックオフをゴロにしたりと工夫してましたね。



常翔学園 vs 同志社香里

風上の同志社香里がPGで先制する立ち上がりになりました。
キックを上手に使い、敵陣でゲームをすすめていきます。

同志社香里のディフェンスが良いので
常翔学園は気持ちよくアタックできません。

ただし、常翔学園のディフェンスもしっかり統率されていて
フィジカルも強いので、同志社香里がアタックでなかなか前に出られず。

前半の途中までは自陣深いところでは
風下ながらキックを選択していた常翔学園ですが
風に押し戻されてダイレクトタッチになったのをキッカケに
自陣から果敢にアタックします。

常翔学園のバックスリーのキレが冴えわたり
ラストパスをノックオンする場面もありましたが
トライを重ねていき前半が終了しました。


風が強すぎてテントがたたまれていき
それを見ているぼくの足先はもう寒さに慣れてしまったのか
何も感じないです。
触ったらめちゃくちゃ冷えていることはわかるんですが。w


(写真見るとあんまり寒くなさそうですね、、、)

後半も常翔学園ペースで試合がすすみます。
何とか状況を打開したい同志社香里ですが、
厳しいディフェンスにあいチャンスを作ることができません。

前半同様トライを重ねる常翔学園の一瞬のスキをついて
同志社香里がインターセプト。

同志社香里陣内でのインターセプトでしたが
独走状態でそのままトライをとるかと思われました。

しかし常翔学園の追いかける選手の足がめちゃくちゃ速い。
常翔学園陣22m付近でなんとか捕まえます。

この勢いのままトライを取りたい同志社香里
一気に大外まで展開します。

最後はがんばって戻ってきた常翔学園のプロップを
同志社香里のウイングがハンドオフでかわしてトライ。

見せ場をつくりましたが常翔学園の勝利でノーサイドとなりました。


インターセプトからのトライは見事でした。
ただ、プロップがちゃんと戻っていた事に驚きを隠せませんでしたね。
プレーとしては当たり前のことですが
基礎と意識がしっかり身についている証拠でしょう。



大産大附属 vs 朝高



今日の試合で最も接戦になるだろうと予想していた一戦です。

風上の大産大附属のキックオフでゲームが始まったと思ったら
朝高のミスでいきなり大産大附属のチャンスがきました。

強い選手を当てて確実に前に出ながら
最後はフォワードで押し込んでトライ。

チャンスをしっかりとものにしました。


リスタートの朝高キックオフから
風上の優位を生かしてしっかり陣地をとる大産大附属。

敵陣でプレーする中で
またも朝高のミスからフォワードが押し込んでトライ。
良い流れを引き寄せます。

ですがもちろん朝高もこのままではおわりません。
キャプテンのリスンシンを中心に風下からアタックを仕掛けます。

大産大附属のディフェンスが甘いところもあり
何度かラインブレイクしてチャンスを作りますが
トライを奪うまでには至らず。

ところが徐々に朝高がアタックする時間のほうが長くなり
大産大附属陣内でのプレーが続きます。

前半終了間際に2トライを返し、
大産大附属が2点リードしたまま後半へ。


後半開始から朝高が主導権を握ります。
キックオフからほとんど大産大附属陣内でゲームがすすみ、
3トライを奪います。

風下でこの点差は厳しいかと思われましたが
点差がついて逆に開き直れたのか
大産大附属のアタックが炸裂する場面が増えます。

最後は大産大附属が2トライを返すも
時間が足りずにノーサイド。

朝高の勝利となりましたが
大産大附属の実力のほどを感じられるゲームでした。

この試合は応援も激しくて
スタンドからの声援が今日イチでしたね。




各試合を見て

やはり昨年の花園に出ていたチームは地力があると感じました。

その一方で確実に新興勢力も育ってきているので
今年の全国大会大阪府予選も楽しみです。

次は近畿大会ですね。
場所と日程が合いそうなら観に行きます。

早く発表してくれへんかなぁ。