ラグビーの勝算は多様性にあり!?

2017年12月28日木曜日

オピニオン ラグビー

ラグビーというスポーツの可能性についてぼんやり考えてみたので書きます。
試合の勝ち方とかではありません、ご容赦くださいませ~(*゚▽゚)w。


ラグビーといえば、「2015年に開催されたワールドカップで南アフリカに勝利した」
ことが有名ですよね。
今までで一番ラグビーが注目され、その年のトップリーグも盛り上がりました。

2019年には日本でのワールドカップ開催が控えています。
自国開催のワールドカップを盛り上げるためにラグビー協会も普及活動を熱心に行っており、日本代表の強化も兼ねてスーパーラグビーに参画しました。

その結果、日本のラグビーのレベルは格段に上がっていますが、認知度・人気・競技人口いずれもまだまだ十分ではありません。

日本代表やトップリーグの各チームのレベルが上がり
激しいコンタクトプレーや見ていてワクワクするような選手も多く見かけるようになったにもかかわらず、意図しているような結果になっていないのは、
現在行っているアプローチでは不十分だということの証です。


そこでキーワードになるのが「多様性」です。


そもそもラグビーはかなり多様なスポーツです。
15人で行うチームスポーツということに加え
ポジションが10種類あり、各ポジションによって様々な役割があるためです。

ラグビーでは
体が大きい人や小さい人にも
太っている人や痩せている人にも
体を当てることに躊躇しない人や体を当てるのが怖くて仕方ない人にも
走るのが早い人や遅い人にも
器用な人や不器用な人にも
まじめな人やふまじめな人にも
適正なポジションがあるので必要とされます。

いわば万人が楽しめるように設計されためっちゃおもろいスポーツです。
本当に概要とかルールを考えた人は天才だと思います。

しかもコンタクトありなので、刺激が直接的です。
「痛み」や「激しさ」がモロです。ごまかしようがないです。
だから見ている人にも伝わりやすいです。

ルールがわかりにくいのは確かにその通りで、説明し辛いのがたまにキズですが
その分ルールがわからなくても、直感的にわかる「痛み」や「激しさ」を前面に押し出すという多様的なデザインをしているのです。


ただ、日本におけるラグビーは
「勝ち負け」という画一的な価値観で評価されています。

もちろん日本代表やサンウルブズ、トップリーグのチームが勝ち負けで評価されるのは当然です。その世界では勝つことが求められ、勝つために組織され、勝つことで価値を創出できます。いくら良い試合をしても勝たなければ意味がない世界です。

ですがそれでも勝ち負けでしか評価しないのは「もったいない」です。
ラグビーはそんなに面白くない(ポテンシャルの低い)競技ではないはずです。

人によって様々な楽しみ方があるように
試合自体にももっと色々な評価基準があったほうが間違いなく面白いです。

以上のことから
「勝ち負け以外の楽しみ方をデザインをする」
ことが必要だ!

とは思っているのですが
具体的にどうデザインするのかはノーアイデアです(; ゚Д゚)

年末年始、花園と大学選手権を見ながらぼちぼち考えます。