コーチングとはアートである。『エディージョーンズとの対話』

2018年8月17日金曜日

ラグビー 練習

コーチング



あるときふと
コーチングの本でも読もうかなぁと
思ったんです。


でもなんか堅苦しいのは多分読めないから
とっつきやすそうなが本ないか探していたところ、、、


ありました!


これはバッチリですね。



『エディージョーンズとの対話』

ラグビー日本代表が注目されるキッカケを作った
エディさんの考えがインタビュー形式(?)で書かれてる本です。

この対話調?質問形式?で書かれているのが
すごく読みやすくてよかったですね。


うーん
とうなったところや

おぉ!
と納得したところをまとめてみました。





コーチングはアートである

まず言葉自体がカッコイイこちら。


エディさん曰く

今のコーチングには
あらゆる情報を使うことが必要で

その情報を組み合わせて
どのように選手に伝えるのか臨機応変の対応が求められる
らしいです。


選手ひとりひとりにとって
何が必要なのか、それを見極めること。

それが
エディさんにとって
コーチングのアートの部分なんです。





成功しているチームを構成する要素

これめっちゃ気になりますよね。

1、ハードワーク
2、楽しさ
3、規律 ディシプリン
4、柔軟性 フレキシビリティー


ハードワークは当たり前かもしれませんが
楽しさが入っているのが意外でした。


やっぱり
楽しくないと続かないんでしょうね。

成功しだすと
さらに楽しくなって
よりハードワークできる

という
プラスの循環もありますよね。





武士道的精神主義の弊害

これめっちゃ貴重な意見だと思いました。

日本人の監督だと
これには気づかないんじゃないかなぁ。


日本における美徳は
果たしてどこまで成果につながることなのだろうか
ということを考えるキッカケになりますよね。


実際に
厳しい練習とかしんどい練習を
乗り越えることが美しいとか

乗り越えられなかった人は
根性がなくてダメだみたいな

雰囲気はありますもんね。



スポーツとはあくまでリクリエーションの一部

これもめっちゃ響きました。

そもそも
レクリエーションってなんやねん

という方もきっといますよね。


recreation(レクリエーション)
から考えると

re(再び) + creation(創る)
なので

何かをもう一度創造する
という意味です。


つまり

スポーツというのは
人間の人生においてエネルギーや活力を与えてくれる活動

であると
エディさんは説いています。


この考えめっちゃ大事です。

この前提がないから
指導者による暴力とか
勝つためには手段を選ばないとか
ってなるんじゃないですかね。




数字を使いこなす

スタッツの活用のことなんですが
面白い言い回しがあったので引用しますね。


『数字はサイエンスであり、あくまでもコーチングと言うアートをバックアップするものだと言うことです。だから私は数字に支配されないように気をつけています。ただ、数字で客観的な事実を提示されると、自分の目で試合を見て感じたことの裏付けにはなる。コーチングに有効な数字を使っていくことで、選手のモチベーションの向上にも役立ってられます。』

スタッツはもちろん大事だけれども
ひとつのツールでしかないということですね。

言われれば当たり前のことなんですが

現場に立つと
ついつい忘れてしまいそうな部分です。




定期的に読み直そうっと

と思えるくらいオススメです。

そこそこ有名なので
図書館とかにおいてるんじゃないかなぁ

なんて思ったりもしますが

一応リンク貼っときますね。



ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディージョーンズとの対話
コーチングとは信じること