【L-カルニチン】さあ、運べ!そして燃やせー!!

2018年8月14日火曜日

ラグビー 練習

L-カルニチン



結論からいきましょう。

L-カルニチンは
なんと脂肪を燃やすんです。



正確には・・・


ほんまかいなー!!!

ってなりましたか。
そうでしょう、そうでしょう。


まあでも
正確にいうと

エネルギーになりやすい脂肪酸を
ミトコンドリアに渡すのが役割なんです。

そのミトコンドリアが
エネルギーをつくるのに脂肪を燃やします。


つまり
L-カルニチンは運び屋なんですよ。



ちょっと詳しく

L-カルニチンは
肉類に多く含まれていて

なかでも
羊肉(マトン)、子羊肉(ラム)、鹿肉、牛肉など
比較的脂肪の少ない赤身肉に多く含まれているんです。


知らなかったでしょう。
そうでしょう。そうなんです。


体内ではほぼすべての細胞(心筋と骨格筋)に
存在しているので

全国に流通網を持っている
物流業者みたいな感じですかね。


しかも

物流業者より優秀な点は
基本的にはそれほど不足するものではないことです。


物流業界は
人手不足で大変ですからねー。


もし
食事から直接とらなかったとしても
体内でリジンとメチオニンから合成できるという万能さ。


便利なやつなんですよ~。



実は落とし穴もあったり

さっきから
L-カルニチンとかいていますが

「L-」ってなんやねん。

という顔してますね。
そこのあなたですよ、あなた。


実は
この「L-」はただの飾りじゃないんですよ。


カルニチンには
「L-」と「D-」の光学異性体があるんです。

光学異性体は立体異性体のひとつです。

わからないですよね。そうですよね。


そもそも異性体ってわかりますか。
わかりませんか。そうですか。どうしよう。


えーと。


水って化学式で書くとH2Oですよね。

異性体というのは

同じ化学式であらわされるんだけど
構造が違うものをいいます。


水は単純なので異性体はないんですけど
複雑な分子式であらわされる物質には
異性体があります。

で、その異性体のなかでも
立体的に構造が違うもの
立体異性体というわけなんです。



さて、話をもどしましょう。

問題なのは

D-カルニチンは
L-カルニチンの働きを阻害する

ってところなんです。


しかも

D-カルニチン自体が
筋肉痛の原因になるのではないか
ともいわれている

なかなか侮れないやつなんです。



でも、実際は

D-カルニチンに気を付けないといけませんが
そこまで気にかける必要がなかったりします。


天然ではほぼ存在しない
といわれていますし

サプリなどでは
もちろん含まれていません。

たまに胃薬に含まれていることが
あるかなーというくらいです。




さあ脂肪燃焼だ!

当たり前ですが
L-カルニチンがあれば
痩せるわけではないです。


ただ
ラグビーをしてると
除脂肪体重がキーになってきますよね。


できるだけ
体脂肪を増やさずに体重を増やす

という
無理ゲーに近いことをするわけです。


フィジカルを強化するには
避けて通れないことだったりもするので


L-カルニチンを
知っているのと知らないのとでは

結果に大きな差が出るかもしれませんよ。