L-カルニチン
結論からいきましょう。
L-カルニチンは
なんと脂肪を燃やすんです。
正確には・・・
ほんまかいなー!!!
ってなりましたか。
そうでしょう、そうでしょう。
まあでも
正確にいうと
エネルギーになりやすい脂肪酸を
ミトコンドリアに渡すのが役割なんです。
そのミトコンドリアが
エネルギーをつくるのに脂肪を燃やします。
つまり
L-カルニチンは運び屋なんですよ。
ちょっと詳しく
L-カルニチンは肉類に多く含まれていて
なかでも
羊肉(マトン)、子羊肉(ラム)、鹿肉、牛肉など
比較的脂肪の少ない赤身肉に多く含まれているんです。
知らなかったでしょう。
そうでしょう。そうなんです。
体内ではほぼすべての細胞(心筋と骨格筋)に
存在しているので
全国に流通網を持っている
物流業者みたいな感じですかね。
しかも
物流業者より優秀な点は
基本的にはそれほど不足するものではないことです。
物流業界は
人手不足で大変ですからねー。
もし
食事から直接とらなかったとしても
体内でリジンとメチオニンから合成できるという万能さ。
便利なやつなんですよ~。
実は落とし穴もあったり
さっきからL-カルニチンとかいていますが
「L-」ってなんやねん。
という顔してますね。
そこのあなたですよ、あなた。
実は
この「L-」はただの飾りじゃないんですよ。
カルニチンには
「L-」と「D-」の光学異性体があるんです。
光学異性体は立体異性体のひとつです。
わからないですよね。そうですよね。
そもそも異性体ってわかりますか。
わかりませんか。そうですか。どうしよう。
えーと。
水って化学式で書くとH2Oですよね。
異性体というのは
同じ化学式であらわされるんだけど
構造が違うものをいいます。
水は単純なので異性体はないんですけど
複雑な分子式であらわされる物質には
異性体があります。
で、その異性体のなかでも
立体的に構造が違うものを
立体異性体というわけなんです。
さて、話をもどしましょう。
問題なのは
D-カルニチンは
L-カルニチンの働きを阻害する
ってところなんです。
しかも
D-カルニチン自体が
筋肉痛の原因になるのではないか
ともいわれている
なかなか侮れないやつなんです。
でも、実際は
D-カルニチンに気を付けないといけませんがそこまで気にかける必要がなかったりします。
天然ではほぼ存在しない
といわれていますし
サプリなどでは
もちろん含まれていません。
たまに胃薬に含まれていることが
あるかなーというくらいです。
さあ脂肪燃焼だ!
当たり前ですが
L-カルニチンがあれば
痩せるわけではないです。
ただ
ラグビーをしてると
除脂肪体重がキーになってきますよね。
できるだけ
体脂肪を増やさずに体重を増やす
という
無理ゲーに近いことをするわけです。
フィジカルを強化するには
避けて通れないことだったりもするので
L-カルニチンを
知っているのと知らないのとでは
結果に大きな差が出るかもしれませんよ。
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